カステルバジャックが語る新生ベネトンとは?
SPRING KNIT
カラフルな色が弾けるBENETTONの新作ニットコレクション。多彩なバリエーションの中から、人気スタイリストの小山田早織さんが「この春、着たい!」と思ったニットを3点セレクト。私服とミックスしたリアルな春スタイルをご紹介しながら、ニットやコーディネートのポイントを解説してくれました。
目が覚めるようなブルーが魅力的。とにかく柔らかくて、着ていることを忘れてしまうくらい軽い着心地です。Vの開き具合が絶妙で、女性らしさが演出できるところもお気に入り。アームホールが広いので腕のラインが気にならず、さりげなく体型カバーもできます。
ニットに主張があるぶん、ボトムはグレーを選びました。控えめなカラーを合わせた方が、美しい発色のニットが引き立つと思います。ラップ風のデザインスカートを合わせて女性らしく。バッグと靴は黒で統一し、ニット以外はモノトーンで大人っぽくまとめました。
パッと目を引く色味、柔らかな肌触り、軽やかな着心地がポイント。軽快さが演出できるスリット入りで、強い色味だけど取り入れやすいと思います。そのままラフに羽織っても、ベルトでウエストマークしてもOK。Iライン効果もあり、スタイルアップも狙えます。
黒でピンクを際立たせつつ、華やかだけど落ち着いた雰囲気に。プリーツスカートをスリットからのぞかせることで、360度どこから見ても動きのあるスタイリングが楽しめます。インにはあえてカジュアルな黒Tを選び、程よく力を抜いてみました。
鮮やかなカラーと独特の編み目に惹かれました。ゆるっとしたシルエットのおかげで、華奢見えが叶うのも嬉しいポイント。袖が少しふんわりしていて女っぽさがあるものの、狙いすぎてない感じが私好み。肩ひじ張らないデート服におすすめの一枚です。
シンプルにデニムを合わせて、大人カジュアルにまとめました。ニットがゆったりしているので、デニムはスキニータイプをチョイス。足元には華奢なヒールのパンプスを合わせ、女性らしさを忘れずに。頑張りすぎないデートスタイルがイメージです。
数々の人気ファッション誌や広告、ショーのスタイリングを手掛けるほか、ファッションブランド「TOKYO STYLIST THE ONE EDITION」のクリエイティブディレクターとしても活躍中。自身のInstagramやテレビ出演、雑誌「with」での連載も話題に。
STAFF CREDIT
Photo: Yuuki Igarashi(tron)
Styling: Saori Oyamada
Text: Yasue Ito